中高年の骨粗鬆症への関心は年々高まってきています。
最近では、女性の場合ですと、閉経を迎えると骨からカルシウムが抜けやすい状態になるということで、保健所や病院で骨量(骨密度)を測定する人も増えています。
食事で骨粗鬆症は防げるのか
現代人の食生活においては、カルシウムの摂り方が少ないといった問題が、骨粗鬆症への影響で一番大きいのではないでしょうか。
たとえば、朝食はパンとサラダにコーヒー。
昼食はうどんに昨夕作った煮物。
夕食はごはんに焼き魚、みそ汁、酢の物に漬け物。
こうした食事ではカルシウムの摂取量は1日にせいぜい200〜300mg、1日所要量の半分ぐらいしかとれません。
このように食事からのカルシウム不足が続く毎日だと、体内の骨量はじわじわと減り、骨粗鬆症に近づいていることになります。
カルシウムのじょうずな摂り方
カルシウムの優等生は牛乳・乳製品です。
そのまま飲んだり食べたりできるので、手軽です。
牛乳は1本(200g)でカルシウムが200mgも摂れますから、1日に300〜400mg摂りましょう。
そうすれば1日600mgの所要量は確実にクリアすることができます。
買い物のときは、カルシウムの多い食品を頭に思い浮かべながら品定めするとよいでしょう。
カルシウム吸収をよくするための食べ合わせ
カルシウムはきわめて吸収されにくい栄養素の1つです。
少しでも吸収をよくするためには、胃腸の調子がよいことはいうに及ばず、ビタミンDも密接に関係しています。
このビタミンDは体内でもつくられますが、多くは食べ物から摂取されます。
特に魚類やきのこ類に多く含まれていますので、サケのグラタンなどは理想的な一品といえましょう。
骨粗鬆症を心配してカルシウム入の栄養補助食品を探す前に、毎日の食事でカルシウムを充分摂るよう努力しましょう。